出会い系とマッチングアプリの違いとは

出会い系サイトとマッチングアプリって似ているようで違う?それとも言い方が違うだけで同じもの?知っておいて損はない、出会い系サイトとマッチングアプリの違いを紹介します。
出会い系サイトとは?
出会い系サイトとは、その名の通り出会いを目的としたWebサイトのこと。基本的には男女が異性に出会うために利用するためのサイトです。
ひと昔前に出会いを目的とする人たちの間で流行っていましたが、どれも怪しい印象があります。匿名で利用できたり、個人認証の制度が整っていなかったり、また極端ですが犯罪に利用されていたりと、良いイメージを持っていない人も多いことでしょう。
利用しようとサイトに接続すると、クリック詐欺やフィッシング詐欺にひっかかりそうになるなどのイメージもあります。
またサクラと呼ばれる、出会う気がなく単に利用者に課金させることを目的にしているユーザーが多いイメージもあります。これは料金体系が関連しています。
出会い系サイトで代表される料金体系は、1通のメッセージにつきいくらかの支払いをする、メッセージ課金制というような体系でしたので、業者は利用者にたくさんメッセージさせるように、サクラを雇っていたと考えられます。
その結果、メッセージだけ引き延ばされて、課金だけさせられ出会うことができない人が増え、そういう声がイメージを作っていったのではないでしょうか。
マッチングアプリとは?
一方、マッチングアプリは、出会い系サイトに対して比較的歴史は浅く、最近耳にすることが増えてきた印象です。とはいえ、もはや出会うための手段のひとつとして確立しており、多くの人が利用しています。
出会い系での反省をすべて解消されたかのように整えられているイメージが強くあります。その理由として大きいのは、利用者の身分証明がしっかりされているからでしょう。
法律の整備も後押しして、身分を証明できないと利用できないような仕組みをとっているサービスが多く、信頼感が高まっています。
今でも身分証明の必要のないマッチングアプリがなくはないですが、逆にこうしたサービスは信頼できないと捉えても間違いは少ないでしょう。
また利用料金も月額課金制のものが多く、サクラのようにメッセージを誘発させるような仕組みが成り立たない点もクリーンなイメージの理由になっていることでしょう。
運営会社も、聞いたことのないような会社ではなく、他のサービスで名の知れた大手IT会社が資本を出しているなど、安心を訴求できる理由がたくさんあります。
利用者の目的は一緒。運営側のスタンスが違いか
出会い系サイトとマッチングアプリとの違いについて、それぞれの特徴を挙げましたが、どちらも利用者としては、異性と出会うことが目的となるサービスです。
しかし、勝手なイメージですが、どちらかというとその欲求をお金を儲けに変えようとしているのが出会い系サイト、欲求を満たすことで対価をもらおうとしているのがマッチングアプリのように感じます。
なので、出会い系サイトとマッチングアプリの違いというのは、利用者というよりは、運営側のスタンスの違いなのかなと感じました。
もちろん出会い系サイトの全てが悪いイメージのまんまということはないでしょうし、その逆も然りです。
騙そうと考えている人はマッチングアプリや出会い系サイトなどの界隈だけでなく、どこにでもいるので、利用したいと考える人は十分に注意したほうがいいでしょう。
まとめると、サービス目的に差はないのかなという印象です。強いて言うならば、時代が違うのではないでしょうかね。